ウェブ解析士について学習するための講座です。
ウェブ解析士認定試験公式テキスト」をもとに学習をすすめます。

ウェブ解析士認定試験は、公式テキストの内容から出題されるので、本講座を受講しなくても受験は可能です。ただ、認定試験合格はもとより、デジタルマーケティング自体の理解を深めるために、実務経験の少ない方や、教科書を読んでも内容が理解しきれないという方は、ウェブ解析士認定講座の受講をおすすめします。

ウェブ解析士とは?

ウェブ解析士資格について、ウェブ解析士協会のサイトでは下記のように定義されています。

ウェブマーケティングの知識・スキルを習得するために基盤となる「ウェブ解析」について、「体系的に学べる環境」「スキルの評価基準」を設け、必要な能力や知識を身に着けられる資格です             

引用:ウェブ解析士協会

しかしながら、上記の定義だけでは、なかなかイメージしづらいのではないでしょうか。

私自身、2015年7月に初級ウェブ解析士(現:ウェブ解析士)、2015年8月に上級ウェブ解析士、そして2016年12月にウェブ解析士マスターを取得しました。
その後、「ウェブ解析士マスター」として様々な企業での研修やコンサルティング、個人向け講座などを行っております。

そんな私は、ウェブ解析士という資格を以下のように考えています。

佐々木 秀憲
佐々木 秀憲

ウェブ解析士とは…

「ウェブ」×「マーケティング」について、
「用語・ツール・分析手法・提案手法」を学び、
主に「ウェブ」から得られた「事実」を元に課題を見つけ出し、
解決手段を提案していく主体となる人

だと考えます。

「ウェブ解析士」という言葉からは、「ウェブの」「解析・分析」をする人…という内容が、想起されると思います。

もちろん、ウェブの分析・解析は行うのですが、それはウェブ解析士の数あるやるべきことの中の一つでしかありません。
(ただし、全ての根幹に「解析→事実・データを元にしている」というところは大きなポイントです。)

ウェブ解析士を取得している方は、様々な属性の方がいらっしゃいます。

企業に属し「社内ウェブ担当」のような形で、自社のホームページから得られた情報を元に活躍する場合もあります。また、「ウェブ制作会社」や「ウェブコンサルタント」として、他社のホームページを解析した結果を元に活動することもあるでしょう。

ウェブ解析士の資格は3種類あり、「ウェブ解析士」→「上級ウェブ解析士」→「ウェブ解析士マスター」の順にグレードが上がります。 これら3つの資格は順番通り取得する必要があり、上級ウェブ解析士受験には、ウェブ解析士の取得が、ウェブ解析士マスターの取得には上級ウェブ解析士を取得していることが受験の条件となっています。

おおむね、それぞれのスキルセットは、

  • ウェブ解析士→社内のウェブ担当として、用語を理解した上で社内の状況を考えながら、
    外注企業なども上手に使いながらサイト運営・ウェブマーケティングを行っていくことができる
  • 上級ウェブ解析士→社内のウェブ担当はもちろんのこと、ウェブマーケティング戦略も考えながら、社内上層部・クライアントに対してより効果的なウェブサイト活用を提案・実行していくことができる
  • ウェブ解析士マスター→実務としても、難関試験である「マクロレポート試験」「ミクロレポート試験」を合格し、コンサルタントとしてハイクオリティな分析・提案のあるレポートができるとともに、教育者として実践で学んだことを教えることができる

ご自身のレベル感ややりたいことに合わせて、どの資格を取得するか?は変わりますが、
お伝えしたように、まずは全員必ず「ウェブ解析士」資格の取得(ウェブ解析士認定)がファーストステップになりますので、ウェブ解析士の取得方法をご説明します。

佐々木 秀憲

まずは、以下の流れを参考に、
「ウェブ解析士」の取得をしましょう!
初心者の方、教科書を読んでも分からない方向けに、
講座も開催しております!

ウェブ解析士認定までの流れ

ウェブ解析士として認定される流れは、以下の4ステップです。

  1. 公式テキストを購入・学習
  2. ウェブ解析士認定講座を受講(任意)
  3. ウェブ解析士認定試験を受験
  4. 修了レポートを提出orレポート免除要件を満たす

公式テキストで学習

公式テキスト「ウェブ解析士認定試験公式テキスト」を購入し、学習します。(PDF版orKindle版)

ウェブ解析士協会のカリキュラムは1月〜12月の年度で変更されており、テキスト・講座・試験の内容などは毎年1月に一新されます。
資格取得を目指して本講座を受講するなら、同じ年の11月までにご検討いただくのがおすすめです。
※もし年内に試験が受からなかった場合、翌年は内容も変わりますし再試験扱いになりません。ご注意ください。

ウェブ解析士認定講座を受講(任意)

ウェブ解析士認定講座の受講は任意です。
ただ、ご自身での学習で限界を感じている方は、講座をご受講いただくことで理解が進み、
試験の合格や実務での活躍に繋がります。
開催日のスケジュールからご都合のよい講座をお申し込みください。

受講費用は11,000円(税込)です。講座お申込み時にお支払いください。
(銀行振り込み・クレジットカード・請求書払いなど、各種対応しております。)
※クレジットカードは、PayPalでのお支払いとなります。
※ご希望の方には、領収書も発行しております。

ウェブ解析士認定講座スケジュール

本講座の受講は基本的にはテキストの予習を前提としております。
直前のお申し込みなど、仕方ない場合もありますが、なるべく一読はして頂き、分からない箇所や質問などを少し考えてからのご受講をお勧めしております。

ウェブ解析士認定試験を受験

弊社では受験者様のご都合に合わせて試験日を設定させて頂いております。
ご希望の試験開始日をご連絡頂ければ、受験の手続きを進めさせて頂きます。

試験は安定したインターネット環境のPCを使用して、60分60問の4択問題です。
合否は試験終了直後に判定されます。

試験費用は17,600円(税込)です。試験お申込み時にお支払いください。
不合格の場合は12,100円(税込)で再試験が可能です。
※年度をまたぐ場合は、翌年の1回目試験は再度17,600円(税込)となります。

試験合格後、認定レポートを作成

ウェブ解析士試験合格後、認定レポートを作成しご提出ください。
提出期限は受験日から起算して2週間以内です。(例:4月3日受験の場合、4月17日23時59分が期限)
レポートの作成方法については、以下記事を参考にしてください。

提出方法については、以下記事を参考にしてください。

基本的には2週間以内のレポート提出が必須ですが、「Google アナリティクス講座(UA)」をご受講頂き、その修了証を上記レポートの提出場所に2週間以内に提出した場合は、レポートは「免除」となります。
上記スケジュール感を踏まえ、レポート免除を希望する方はウェブ解析士試験受験前に、Google アナリティクス講座(UA)を受講することをお勧め致します。

資格取得までの期間・学習時間の目安

学習開始から資格取得までの期間・学習時間の平均は以下のとおりです。
テキストを読みこむ時間が目安となります。

  • ウェブ業界経験者:1か月~1か月半 (学習時間:15〜30時間)
  • ウェブ業界未経験者:2か月~4か月 (学習時間:40~60時間)

ウェブ解析士協会のサイトには、学習の成果を確認できる模擬テストもあるので、
試験前にぜひご活用ください。

ウェブ解析士認定講座のカリキュラム

ウェブ解析士認定試験公式テキスト」をもとにすすめます。
内容をより深く理解するためにも、できれば一読してから受講しましょう。

カリキュラム名学習内容
1ウェブ解析と基本的な指標ウェブ解析とは、ウェブ解析の法規理解とモラル
ウェブ解析で活用する用語の基礎理解
2事業戦略とマーケティング解析フレームワークを活用した事業分析と戦略立案
マーケティング解析の理解と実践ツールの紹介
3デジタル化戦略と計画立案MELSAモデルごとの戦略・計画立案
最終目標とその達成に必要なKPIの立て方
4ウェブ解析の設計ウェブサイトの仕組み、ローデータの理解、
ウェブ解析に必要なツール・手法、データの連携
5インプレッションの解析ウェブサイトやブランド・商品の認知をどのように行うのか?の理解
6エンゲージメントと間接効果認知獲得後にウェブサイトや広告・SNSを使い、いかにエンゲージメントを高めるか?の理解
広告やSNSなどを複数回閲覧・クリックしてコンバージョンした場合の、効果測定方法の理解(間接効果)
7ウェブサイトの解析ウェブサイトの解析
Web Vitalsの理解
LPOとEFO
8ウェブ解析士のレポーティングレポートの作成方法
グラフの種類と利用方法
論理構造の整え方

受講に必要なもの

2022年(第13版)の「ウェブ解析士認定試験公式テキスト
筆記用具
インターネットにつながったパソコン(zoom利用のため)